ようやく気温が上がりはじめ、咲き始めた桜を眺めるのに丁度いい陽気になってきました。
この天気が続くといいんですが・・・まだまだ不安定ですね。
新飯田です。
そんな寒さにめげずに桜を見に京都へちょっくら行って参りました。
日曜日の営業を終え、すぐさま新幹線に乗り込み、旅立ちました。
新幹線ってなんて快適なんでしょうか・・。
今回は、京都は名水の地、伏見の【藤岡酒造】さんへ見学に。
【藤岡酒造】さんは平成七年に一度、三代目蔵元の急死・震災での蔵の破損・日本酒を取り巻く状況の厳しさ等が重なり休業しています。
ですが、現蔵元杜氏を務める五代目・藤岡正章さんが、取り壊しから残った酒蔵の倉庫、僅か140坪から一人で再スタートをさせた、本当に小さな蔵です。
手前にあるのが甑。奥に見えるのが醸造タンク。この小さなタンク僅か5本で【蒼空】は造られています。
立て掛けてあるのは、蒸したお米を広げて冷ます網棚。放冷機は無いそうです。
床に傾斜を造り、水等が溜まらないように設計。再興時の蔵の設計も五代目が「酒造りの流れ」をイメージしながら手を加えたそうです。
なにより「明るく、綺麗」な蔵、というのが大きな印象でした。
発酵中のもろみ。この日は2本のタンクを使い、夏用の純米と、秋のひやおろしを造ってました。
どちらも美山錦。藤岡さんは、「酒単品で呑んでもらう」ではなく「あくまでも料理を引き立てる食中酒」を目指していて、美山錦のような硬いお米の方がスッキリとしたお酒が出来るそうです。
とはいえ、今年から「愛山」にも挑戦していたり、他の蔵仲間から声をかけられた「山田錦の父母を復活させよう」というのにも合意し、すでにリリースしている「山田穂」、そして来期は「短桿渡船」での仕込みもするそうです。
これは楽しみです。
蔵には併設の試飲場があり蔵内が覗けるバーカウンターがありました。
仕込み時期には醸造風景を見ながら呑めるそうで・・これはそそられますね。
アルバイトの方3人と共に、本当に小さいながらも、真っすぐにお酒を造っているのが伝わりました。
『「ふわっ」と口の中で消えるお酒だなぁ』と最初に呑んだ【蒼空】の感想が、藤岡さんに会って、やさしい人柄がお酒に伝わってるのがわかりました。
本当に良い方で、応援したくなる蔵です。
是非みなさんにも呑んでみて欲しいお酒です。



